【読書記録】自己肯定感の低い人へのおすすめ本「愛されなかった時にどう生きるか」で内省
今日は、加藤諦三氏の「愛されなかった時にどう生きるか」を紹介します。
概要
愛されなかった=周囲にっとて都合の良い子供である時のみ「良い子」として受け入れられること
として、幼少期から厳格な家庭で育ち、自らを愛されていないと認識している筆者の葛藤を綴った啓発本。愛されなかった人の特徴や、愛されなかった事による弊害からの解放方法が実体験ベースで記されている本。
こんな人にオススメ
自己肯定感が低い人
自己肯定感が低い人なら誰しもが共感できるような「あるある」が記載されているので、読んでいて共感できます。また、自己肯定感が高くない人の思考の特性やその裏側にある心理状態が描写されているので、自分の感情の裏にある意識を言語化することができます。
逆に、今満たされている人には、読んでいて理解できないかもしれませんが、「世の中にはこんな考え方の人もいるのか。」と新たな発見があるかもしれません。
本を読んだ前後での変化
自己肯定感が低いことは思っているよりも深刻であると自覚
「愛されなかった時にどう生きるか」には、自己肯定感が低いとおこる悪影響を明記してくれます。いくつか抜粋すると、こんな感じです。
- 自分に自信がなくて、大きく見せる→本物と偽物の見分けがつかなくなる→偽物が周りに集まる
- 小心な倫理観や正義感を他人に要求する
- 自分の抑圧がある人間は他人の抑圧に気づけない
これをみた時に、「こうはなりたくない」と咄嗟に思いました。自己肯定感低い事を放置した時の影響が大きくて、そろそろ真剣に向き合いたいと自覚するきっかになりました。
自分の内面と向き合うようになる
私は、「愛されなかった時にどう生きるか」によって、過去を振り返リ、自身の思考の癖を自分で噛み砕きました。幼少期周囲の大人から受けてきた反応や、浴びてきた言葉を思い返して、自身の考え方の傾向を整理しました。
そうすると、例えば、自己批判に逃げそうになった時に、少し考えることを停止して、起動修正できるようになります。自己の思考を客観視するための手助けには、この本は役に立っているようです。
人付き合いへの意識の変化
私はもともと、人と接する時に、自分をよく見せようとしていました。「愛されなかった時にどう生きるか」を読んでいると、自分を偽ることの卑怯さみたいなもの自覚し、「できないこと・至らないこと」を正直に伝えたり、無理に大きく見せない方が、生き方として良いな思えるとうになります。そうすると、背伸びしてまで維持していた人間関係に疑問を抱き、できるだけフラットでいようと意識が向くようになりました。
感想
言葉が鋭くて、読んでいて心が苦しくなりました。一方で、本を読んでいて、こんなにも心が苦しくなるのは、目を背けていた自分の内面に向き合う必要があるからだからではないかと思います。大人になると、内面について向き合って言葉をくれる人は、そんなにいません。なので、こうやって一人で壁打ちができるのは、本の醍醐味であると改めて実感できました。
注意点
正直、この本を読んでも救われるわけでは、ありません。むしろ、ボコボコに殴られる感じで読んだ後には、モヤモヤします。個人の心情や考え方の癖の問題なので、誰でも実践できる、解決方法の記載もありません。読む時には、ある程度、気合を入れてからの方が良さそうです。
また、同じく加藤諦三氏著の「行動してみることで人生は開ける」も合わせて読むと解決策の緩和にはなりました。
まとめ
自己肯定感が低い人が自分の感情と向き合うためのきっかけとなる本です。少し、勇気が要りますが、自己肯定感が低いことに危機感を覚えている人はには、ぜひ挑戦いただきたい一冊です。
「アラサー独女の生きるために何ができるの?」では読書記録として、勝手に読んだ本のオススメをしています。本を読んでみてどう変わったのか、どんな人にオススメなのかをまとめてありますので、こちらもチェックしてみてください。