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【読書記録】ウォルター・アイザックソン氏著、イノベーターズ1天才、ハッカー、ギークがおりなすデジタル革命史

アクセスいただき、ありがとうございます。アラサー独女です。

 本日は、読書記録です。少し、本の内容が多いのですが、オススメの一冊です。

 

「イノベーターズ1 天才、ハッカーギークがおりなすデジタル革命史」

 

スティーブ・ジョブス」の伝記で知られるウォルター・アイザックソン氏著のIT革命の伝記です。19世紀コンピューターの前身の誕生からGoogleまでを網羅した、歴史の裏側を知ることができる本です。ちなみに、2巻構成で詳細に書かれています。

 

どんな人におすすめか

ITに興味がある人

伝記として楽しめる本ではありますが、とはいえ、日常生活で聞いたことのないIT用語が出てくるので、ある程度IT知識があった方が読みやすいです。お馴染みのサービスが出てくるのは2巻になるので、1巻は、好みが人によって別れるかもしれないです。

 

人材や組織論とか興味がある人

タイトルの通り、イノベーションが生まれる過程が記載されているので、世界を凌駕するサービスが、どのようは条件の元誕生したのかのパターンが見えてきます。組織管理している人には、どんな人をチームに入れればいいのかや自分の役割を見直すきっかけとなります。

 

歴史に興味がある人

ここ100年の話にはなりますが、歴史の読み物としても楽しめます。当時の社会情勢当然、作用しているわけで、歴史とか・社会科の観点からでも面白いです。そして、様々な人物が登場するのですが、各人の情熱には、心打たれるものがあります。

 

 おすすめポイント

この本、全体的におすすめなんですが、特にポイントを絞るとすると次の2点になります。

 

テクノロジーと組織論が学べる。

テクノロジーについて学んだこと

「そもそもコンピューターやインターネットがどうやってできたのか?」みたいなところが19世紀、まだコンピューターが計算機の用途で利用されている時代の話から、解説されています。私は特に、インターネットの誕生の場面が好きなのですが、全世界的にネットワークに繋ぐまでに、一悶着あって、今当たり前に利用しているものでも、最初は、「苦労があったのだな。」としみじみ思ってしまいました。

 

組織論的に学んだこと

技術が得意な人、資金調達が得意な人、お役所との調整が得意な人。様々な得意分野を持った専門家が、相互に保管しながらプロジェクトを進めていました。共通して言えるのは、どの事例も、チームで成し遂げたということと、メンバーは、どこかに突出したスキルを持ち合わせていたこと。どこで使うか分からないですが、何か新しいチームをつくる時の参考になりそうです。

 

モチベーションが高まる。

理想論とそれを実現する技量に感動しました。本の中で紹介されている人は、最前線で働いていて、その技術はトップクラス。そして、ただ個人で稼ぐためだけに使うのではなく、「より良い世界のために」と理想を追求して生きる姿に感化されます。何かを成し遂げるには、理想とスキルのどちらかが欠けてもダメであるということを突きつけられました。そして、読み終わった後には、スキルを磨こうと思えるようになりました。

 

 普段、私たちが何気なく利用しているIT。それらが誕生・発展した背景が丁寧に描写されているのでとても勉強になります。そして、歴史の転換点となるような場面では、必ずドラマがあり、感動的です。映画を観ているような感覚で、勉強にもなるので、皆さんも読んでみてください。