無地な雑記

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【読書記録】 草薙龍瞬氏著 反応しない練習

アクセスいただき、ありがとうござます。

アラサー独女です。

今回は読書記録です。早速、本の紹介から。

 

草薙龍瞬氏著「反応しない練習」

 

以前のブログでも言及しました。この本は、私の中で考え方を転換するきっかかけとなった一冊です。仕事でもプライベートでも、感情のコントロールに役立つ一冊だと思います。

ikirutame-nanidekiru.hatenablog.com

 

概要

原始仏教の合理的な教えから、悩み・苦しみから抜け出すための考え方を分かりやすく解説された一冊。

 

本との出会い

半年前ぐらいの話です。

仕事中に号泣しました。自分の能力が足りていないことへの焦りと、プレッシャーで耐えきれなくて、会議中に、上司の前で涙を流しました。頭では、社会人たるもの、仕事中に感情的になっては、いけないと理解しているつもりでも、容量超えると、制御できませんでした。

 

帰宅後、「人前で感情に押しつぶされるのは避けたい」と思って、感情の整理をする関連の本を探しました。

 

この筋では、アドラー心理学の「嫌われる勇気」が売れているらしいので、ひとまず購入しました。そしたら、Amazonのオススメに「反応しない練習」が表示されていたのです。

 

概要を閲覧してみると、「私が抱える課題と直結している!」と嬉しくなり、値段も見ずにそのままクリックしました。早速読んでみると、目論見通り、課題に対して、ぴったりの本でした。 勝手にオススメしたいので、何を学んだかとオススメポイントを書きます。もし、同じような悩みをお持ちの方がいらっしゃったら、是非お手にとってみてください。 

 

「反応しない練習」から学んだこと

 「反応しない」ということ

この本を読んでいく過程で、私は、自分自身の心の状態を整理する事を知りました。そして、感情の整理が、生きる上で、とても重要であるということに気づかされました。

 

 「反応しない練習」には、こう書かれています。

 

  • すべての悩み・怒り・不安は、心の反応によって引き起こされる
  • 無駄な反応をしないようにするために、心の状態を言語化して認知する

 

これを実践するとある事に気付きました。

それは、思っている以上に、私たちは反応しているということです。

 

不安になった時は、余計な決め付けをしているだけだったという事、やらない理由を探しているだけだったという事を自覚しました。そして、そんな妄想に囚われる時間が、勿体無いと思えるようになりました。

 

他人からの評価が気になった時は、自己承認欲求の一つだという事を認めました。そして、私は、「その相手に認められる事は、価値があるのか?」と問うようになりました。その結果、重要じゃないと思った事は、力を抜くようになりました。そしたら、全部自分で抱える必要がなくなって、楽になりました。

 

自信がないことについて

自己評価が低いことも、執着に起因すると、書かれています。

著の中に、こんな一文が出てきます。

私は私を肯定する。

傲慢ではないです。「できないことも含めて、自分を否定しない。俯瞰的に見た上で、自己卑下をしない。」と私は捉えています。これを読んでから少しずつ、考え方を変えました。まずは、今できない状態を受け入れ、その上で、「できるようにするには、どうしたらいいか」を考えるように変えました。

この思考法にしてから、できないことに対するコンプレックスを少し軽減でき、前向きに、スキルアップの勉強をすることができるようになりました。今まで、できないと悩んでいた時間が勿体なかったなと思えるようになります。

 

自己肯定感について、もう少し。

「自信」を持てることがあるとすれば、「こう動けば、成果がでる」という見通しが立つようになった時

自己肯定感が低かった人間からすると、納得でしかありませんでした。どんなに人から褒められても、なぜか自信を持つ事ができずにいました。結局、とりあえず行動して自分自身でその経験を後から振り返った時にしか、人は成長を感じないと。だから、行動することこそが、大事なんだと。腑に落ちました。

 

こんな人におすすめ

  • 自己肯定感が低い人
  • 感情的になってしまう人
  • プレッシャーを感じている人 

 私は、今回は、ストレス社会に生きる現代人には、一読していただきたいです。特に、感情コントロールは、他人と関わる上でできた方が、自分自身が楽になれると思うので。その上で、ネガティブな感情の扱い方が具体的に書かれているので、上記の方に刺さるのではと思います。

 

嬉しいポイント

本筋とは離れてしまいますが、最後にもう1つ良かった点を紹介します。

それは、承認欲求を完全に否定しない点です。仏教そのものは、承認欲求からの解放を目指していますが、本書は、上手く利用することを否定していません。自分が生きていく中で、承認欲求をモチベーションに昇華させることは悪いことではないと。現代に生きる私たち向けに、一定の理解がある点が、良かったです。

 

まとめ

アンガーマネージメントや感情のコントールは生きる上で、大事な要素だと思います。会社で生きていく中でも、感情に出まかせて余計な発言をして、信頼を損ねてしまう、みたいな事を避けるためにも。

「反応しない練習」は、長く強かに生きていくための考え方が詰まっている一冊だと思います。少しでも興味を持たれた方は、挑戦してみてください。

 

以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。